最近のマイブームについて

おひさしぶりです。とむそんです。

前回の記事が約3年前とかなり期間が空いてしまいましたが、久々に記事を書こうかと思います。

以前ほどの頻度ではなくなりましたが、今もぼちぼち位にはVaingloryを続けています。こんなに長く遊んだゲームも珍しいです。「パズドラ」「モンスト」くらいかなぁ・・・(どちらもスマホの調子が悪いので最近まともに遊んでいませんが)

特に最近は5vs5で遊ぶことが多く、ギルドメンバーとカジュアルやらランクやらに行くのですが、そこで運命の出会いをしてしまいました。今回はそのお話。

(※本記事は初心者~中級者向けの内容となります。たぶん。てか私は8銅とかそのレベルなので期待しないでください。ただし専門用語もバシバシ使いますのでご了承ください。ページの最後に極力用語をまとめておきます。)

 

 

1.LoLの観点から

LoL。言わずもがな圧倒的な人気を誇る超有名MOBAです。ちょうど今はWorlds2019が開催されており、各国の代表チームが世界一の称号を目指して戦っています。

これがめちゃくちゃ面白いんです。私は圧倒的観戦勢で、プレイはもっぱらAI戦(誘われたときは対人戦もしますが)というにわかの極みなんですが、そんな私でもものすごく楽しめるものになっています。全試合日本語実況で配信されているので、よければぜひ一度見て欲しいです。(宣伝じゃないよ)

そんなLoLにわか勢の私ですが、やはり同じMOBAとしてVaingloryを切り離して見ることができません。レーンコントロールや視界の取り方など、参考になる点が非常に多いです。そんな中今回注目したのは「ジャングル」。

序~中盤のガンクやレーン補助、オブジェクトコントロールなど状況を把握し、常にその先を見て行動する重要な役割です。特にガンクはチーム全体のその後の動きにも関わる大事なもので、成功すればそのレーンの主導権を握ることができ、失敗は大きなリスクを伴う場合もあります。また、

・CCorブリンクスキルを複数持つ

 ⇒成功率があがるため(レーナ―もCC持ちの場合さらに成功しやすくなる)

・体力の高さ

 ⇒ファーム時に体力を落とさないorサステイン(Vaingloryだとヴァンピリズム、体力吸収のこと)がある

  ⇒殴り合いやカウンター、タレットダイブでの生存率があがるため

これらの点に優れたチャンピオンはガンクタイプにくくられ、プロシーンにおいても"メタ"として重要視されるものも存在します。

 

2.本題に戻します

Vaingloryの話をしましょう。

先ほどのガンクに関して重要な点を持つヒーロー、それこそガンク適性の高いものです。さて、誰がいたでしょう・・・クラル?コシュカ?イルバ?

 

いいえ。

 

イェーツとトニーです。

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どちらも序盤から強力なCCによるキャッチ能力を2つ持ち、バリアや基礎体力の高さでファーム時にも体力を減らすことなくガンクが可能。

特にイェーツはULTがグローバルスキルなため、スプリットプッシュから集団戦など幅広い戦術に対応でき、序盤から終盤まで攻守どちらにも優れたヒーローです。

ということで今回は、このイェーツのジャングル運用についてご紹介したいと思います!

 

3.実際に使って欲しい

上でも説明した通り、非常にガンク・キャッチ性能が非常に高く、序盤の有利を作りやすいポテンシャルを持っています。(もちろん弱点もありますがそれは後程)

説明に入る前に、ジャングル運用のイェーツは決してキャリーヒーローではなく、サブキャプテンのようなポジションである認識を持ってください。キルは意外にもかなり取れますが、できるだけレーナーにキルを渡してチームを育てていくのが理想です。

それでは、ビルドと共に立ち回りなどご紹介しましょう。

◎スタートアイテム

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まあこれは外せませんよね。これなしでジャングル周回なんて正気の沙汰じゃありません。まあでもイェーツならギリギリリコールせずにファームできると思います。おすすめはしません。素直に旗積みましょう。

ファームはどこでも構いませんが、レベル2からの仕掛けが強力ですので、相手のインベードには付き合わず、素直にファームをするのがいいでしょう。

 

◎レベル2~試合中盤にかけて

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コアアイテムとしてこの2つの完成を目指します。個人的には初手にブーツを積むのがおすすめです。イェーツは強力なスキル持ちですが、どれもクールダウンが長いので、そのマイナス要素を補う意味でもこの選択です。存在するだけで敵は警戒しますので、積極的にガンクを狙っていきましょう。スキルを外したら無理をせず下がる。これも大事。

 

ここで重要なのは、「ガンクするレーンの見極め」。 むやみやたらにガンクしても意味がないので、どのレーンを狙うか考えましょう。

また、これはレーナ―の部分(特にTOP,BOT)になるのですが、ガンクしやすい環境を用意するのも重要です。

例えば、むやみやたらにレーンプッシュをしてしまうと、相手はタレットに近い位置で安全にファームをすることができます。こうなってしまうと、イェーツの「狼の口」(A)でうまく引きずりだしたとしても、レーナーもCC持ちでない限りはキルまで奪えないでしょう。

逆に、相手にミニオンウェーブを押し付けてもらい、自陣側に近い位置でファームをさせてしまったら・・・?

「レーンコントロール」については一概には言えず、話が長くなりそうなので今後機会があれば記事にしたいと思います。

 

◎中盤以降~終盤

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正直お好みです。相手によって適したものを積んでください。経験則上、武器2つは欲しいところですが、シバースチールを採用するならスペルソードの後、3手目がよいですね。

あなたが正しくイェーツを使えていれば、積極的なガンクによる敵レーナ―の戦意喪失、もしくはビルド差によって集団戦で負けることはありません。また、スプリットプッシュも得意ですので、まだ折れていないタレットがあったら積極的に狙いましょう。集団戦が始まったら「鉄の統率」(C)ですぐに駆け付けられる強みもあります。

トリッキーな使い方として、テレポートブーツを購入しソブリンライズを縦横無尽に飛び回るのもありかもしれません。テレポートブーツが弱いので何とも言えませんが・・・。

個人的にはタンキービルドにして、レーン上に1人ミニオン処理に向かう敵レーナ―をゴリゴリ狙うプレイが好きです。あと体力の低くなってリコールしてる敵ヒーローに「鉄の統率」(C)でダイブするのも好きです。性格悪いですね。

 

4.弱点も書かないとね

 これだけアピールしてきましたが、もちろん不利な点もありますのでご紹介しましょう。

◎最序盤のファーム速度の遅さ

 「荒廃のフレイル」(パッシブ)の効果で強化された通常攻撃が出ますが、それでも周回速度はあまり早くありません。スキルがダメージの期待できるものではないので・・・。対策はガンクを決めてお金を稼ぐことです。頑張りましょう。

 

◎デスがかさんだ場合

 まあこれはどのポジションでも同様ですが、MOBAにおいてのデスはもっとも避けなければなりません。あなたはどのミニオンよりも大きな賞金をもっているのです。無理なガンクや安易なインベードはサムズダウンへの近道となります。よく考えて。

 

◎ガンク合わせがないとき

 イェーツ自身は大きなダメージを出すことができません。そのため、レーナ―と協力して敵を狙う必要があります。ただし、やむを得ない事情で前に出れないレーナ―もいるかもしれません。そういう時は無理せず、レーン付近の視界を取る程度にしておき、その後のチャンスを伺いましょう。視界確保もジャングラーの重要な仕事です。(特に相手ジャングルとか)

 

◎フィン

 鉄壁の防御を誇るこのヒーローにはかないません。MIDレーンへのガンクを難しくするヒーローですね。できればBAN/PICKでイェーツと合わせて押さえたいくらいです。代わりに、フィンはCPヴォックスなど苦手としているヒーローもいますので、その辺りはチーム構成と相談です。

 ボディブロックやめてください。

 

◎コシュカ

 最も苦手とするヒーローです。その愛くるしい表情、スキル使用時の活発な動き、時々発する「meow!」という声を聞こうものならその場に突っ伏し、ネコネコフレンジー(C)を受けざるを得ません。敵チームにコシュカがいた場合は素直に降伏しましょう。

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やっぱりさいかわですね。

 

5.最後に

久々に文字を書いたら思ったより長文になってしまいました。楽しんでいただけたでしょうか?

このイェーツのように、Vaingloryにはあまり評価されていないが実は強力なヒーローが存在していると私は考えています。これはBAN/PICKに関わることなのですが、「フレックスヒーロー」はひとつの目安です。例えば今回紹介したイェーツ、本来はキャプテンヒーローですが、ジャングラーとして運用することで相手の裏をかくことができます。これは非常に重要で、ピックの段階でどのヒーローがどのポジションに来るのかわからない状態にすることは、相手のピックからビルド、対策を間違った方向に向けることができます。これは上級者のフルパなんかでは効果絶大です。

MOBAの奥深さはそこが知れません。個人的には3vs3が大好きなんですが、5vs5の良さもあるんだよ、ということが伝わればいいなと思います。

 

そういえば最近大会実況してないな、そろそろ声かけてくれてもいいんだよ(ギルド大会とかでも配信から実況までご相談ください。実績あります。)なんて思いながら、ソブリンライズやハルシオンフォルトでみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

 

気が向いたら、また。

 

 

 今回使用した専門用語(一部)

※ガンク・・・多数vs1の状況を作りキルを狙うこと。

※オブジェクトコントロール・・・ここでは、ジャングルの中立モンスターやドラゴンなどを指し、これらを管理する(=相手に取らせない&奪う)ことを言います。

※CC・・・クラウドコントロールの略。スタン、スロー、サイレンス、怯えなどの状態異常による行動阻害の総称です。

※ブリンクスキル・・・ここではスキル発動時に移動できるスキルを想定しています。

※ファーム・・・ミニオンを狩り、経験値やお金を稼ぐ行動。

※タレットダイブ・・・基本的にタレット下は安全とされていますが、そこに飛び込みキルを狙うことを指します。基本的には複数人で飛び込み、タレットからの狙いをチーム間で入れ替えながら行います。

※メタ・・・今のゲーム環境において強力なヒーローや、戦術などを総称していいます。

※グローバルスキル・・・射程が無制限のスキルのこと。Vaingloryではケストレルの「一矢一殺」(C)やセレスの「ソーラーストーム」(C)が該当します。

※キャッチ・・・1人でいる敵を捕まえること。もしくは敵を1人だけ捕まえること。

※コアアイテム・・・基本的にはそれ以上強化できなくなったアイテムで、入手することでそのヒーローが強くなるものを指します。

※レーンプッシュ・・・ミニオンを相手に押し付ける=相手ミニオンを素早く狩ること。

※スプリットプッシュ・・・一人でタレットを折り、他の4人は固まってレーン(基本的にはMID)をプッシュする戦術。相手はタレットを守るため、4vs5の集団戦を仕掛けるかスプリットプッシャーに1人以上人数を割く判断をしなければならなくなります。

※タンキービルド・・・タンク(防具や体力を上げるアイテムを揃え、敵の攻撃を耐えつつ戦うこと)+ビルド(アイテムや戦術などの総称)の造語です。

※(パッシブ)(A)(B)(C)・・・ヒーローの固有能力及びスキルのこと。

※インベード・・・最初に相手ジャングルへ侵入し、中立ミニオンを狙うこと。1人では絶対にやってはいけない。

※サムズダウン・・・試合終了後に送る賞賛(サムズアップ)とは真逆、通報されること。これをもらうってことは何か悪いところがあったのかもしれません。

※BAN/PICK・・・ドラフトモードのこと。

※ボディブロック・・・キャプテンなど体力の高いヒーローが、味方を守るために相手のスキルを受けること。フィンは行動阻害するスキルをスローに変換してしまうので、イェーツの「狼の口」(A)は無効化されてしまいます。

※コシュカ・・・Vaingloryさいかわヒーロー。

※フレックスヒーロー・・・複数のポジションで適正のあるヒーローのこと。